舞台内外で苦楽を共する
文代からバトンを貰いました
ありがとう

こんにちは
本作品で田所の役を演じます
福原龍彦です

普段はCASSETTEというユニットに所属しており、小劇場を中心に活動しながら紙細工の反骨精神を養っています

劇 えうれかさんにお声掛け頂き、
初めてこの戯曲に触れた時に感じた事

特徴的な世俗描写と宗教性、そして血脈による因果関係。稽古の中でそれらを少しずつ身に染み込ませながら、昭和という僕が生まれた古き良き時代を思い出すのです

東洋はどうしても子供達が親世代の業を背負う運命に翻弄されやすい社会です。多くの人々は、その解決の為に人生を送ると言っても過言ではありませんでしたが、今は無線通信で集団を補える時代となったお陰で、家族単位の存続はあまり、重要ではなくなってきました。

茶の間に人が集まる事の意味
イエとニワと書いて
家庭という文字が綴られる意味

この作品には、それらを簡潔に語り、存続する事の道徳が詰まっていると感じます。それらを象徴する多くの台詞は父という登場人物の口から放たれます。ごく自然に、時に激しく、やがて消え入るように。

今だからこそ、上演する意義のある物語

そんな重要な作品を個性溢れる演出以下、スタッフ、役者陣たちと、織り上げていく作業が心地良い。

演出に「あなたはスマートぶってる屑野郎」と言われた事がありました。妙にツボにはまり稽古後も思い出し、1人笑いが絶えませんでした。

田所の役を演じる福原です
渋谷の線路沿いでお待ちしております

巴絵、次は君の番だよ
自慢の演奏を聴かせてね