どうも、こんにちは。五女明子役の丹澤美緒です。

本番間近になり、通し稽古をしていると、様々な発見があります。
シーンが立ち上がり、言葉が聞こえ始めたとき、この作品が描こうとしているものが強く、響いてきます。
一見、大した影響のなさそうなちょっとした会話の一つ一つが、積み重なって大きな終結点へと向かっていく、そんな面白さを感じています。
上演時間もそれなりに長いですが、ふっとしたところで腑に落ちる、みたいな瞬間がありますので、ぜひじっくりお付き合いいただきたいなと思う次第です。

舞台となる昭和の時代感をもう少しだせたらなあ、なんて考えております。
やっぱり価値観がだいぶ変わってきたよなあというのは思いますね。
ですが、この作品が描く「人間」というものはとても普遍的なものだと思っています。

次回は文代ちゃん。
今日は彼女を見ていて、演劇って生き物だなあ、なんてことを思いおこしておりました。
今回集まったキャスト、戯曲の登場人物たちにも負けず劣らずの個性をそれぞれお持ちで、演技のスタイルもそれぞれ。そんなところも楽しい作品、かもしれません。