劇 えうれか第五回公演「七本の色鉛筆」作矢代静一 千穐楽を迎えることができました。
偏にお客様ご関係者様皆様のおかげでございます。心より御礼申し上げます。


この度は、上演時間のアナウンスを大幅に変更しますご迷惑をおかけ致しましたこと、
お客様、ご関係者皆様に深くお詫び申し上げます。

上記の事態となりましたことは、ご出演者様の降板の直後、私が入院する状況となってしまい、同じく出演を降板しご迷惑をおかけする運びとなりましたことに起因いたします。

公演を続行するにあたり、ご参加下さいます俳優陣スタッフ陣の方々への責任を全うできる体調であるか、病状の回復遅くお稽古場に通うことが可能であるか、お恥ずかしながら吟味の時間をとってしまい、再開準備が大幅にうしろ倒しになってしまいましたことで
全体でのお稽古再開が本番の約1週間前となってしまいましたことにあります。

通し作業、カット作業も全てうしろ倒しとなってしまいました演出の采配ミス故でございます。
私の力不足にこの状況となりましたこと、深くお詫び申し上げます。采配の遅さを恥じております。


改めまして、本番1週間前の佳境より、代役をお引き受けくださりご尽力下さいました
小磯一斉様、難波なう様、渡辺将司様、
お稽古再開までお待ち下さいました、俳優の皆様、黒木佳奈様、今駒ちひろ様、丹澤美緒様、辻井彰太様、福原龍彦様、松葉祥子様、横尾宏美様、
演奏山田直敬様、
アドバイザー上田晃之様、舞台監督大橋律子様、照明鈴木章夫様、音響瀬野豪志様、美術須藤彰子様、衣裳金田かお里様、撮影及川夕歌様、堀野哲也様、制作間宮知子様、
劇団員のねもとのりか様、円谷奈々子様、
運営とアドバイスお助け下さいました南慎介様、吉村公佑様、
心より御礼申し上げます。


皆様のお強いお気持ちがあり、お客様にお届けすることができるようになりました。
言葉に表すことが足りないほどのお詫びと感謝の気持ちです。

何より、其々ご参加の皆様にご不安なお時間を与えてしまいましたこと、
力不足をこれほど恥じることもありません。


たった数日でこの上演を叶えて下さいまいしたご関係者様皆様、大変な労力とお力を本当に有り難うございました。

また、ここまでのお時間を支えて下さいました矢代朝子様、
畏れ多くも過去パンフレット、初演上演アルバムのお貸出し、本読み、お稽古のアドバイスをご丁寧にくださり、支えてくださいました。
大変なお力を有り難うございました。


改めまして、ご多忙の折、ご来場下さいましたお客様、
ご迷惑をおかけしましたお客様、
ご関係者皆様、
皆様のお力とお時間という貴重で有限のものを粗末に扱う結果となってしまい
心よりお詫び申し上げます。


劇 えうれか上演をご覧下さいましたこと、頭の上がらぬ思いです。

お時間を、本当に有り難うございました。


      

花村雅子
平成30年11月5日



演出アドバイザーとしてこの公演に関わっている上田です。

この戯曲「七本の色鉛筆」には、最初に次のような指定の前書きがあります。

この劇は、昭和二十年夏の日本の敗戦すこし前から、現在(上演される年)にまたがる。
、、、

ああ、そう書いてあるし、そう書かれてしまっている。
つまり、この劇は、昭和二十年夏の日本の敗戦すこし前から、現在(平成三十年)にまたがっているのです。

なんだか、そわそわしてきませんか?

平成が終わろうとして、昭和は遠くなったことが実感される今日です。
皮肉な時代、先の見えない時代、そのような現在と、遠くなってしまった昭和は、この劇で、どのようにつながっているでしょうか。

ここに過去から現在にわたる、私たちの悲喜劇を見つけていただけたら幸いです。

どうも、酒屋のおっさん宮島役の渡辺と申します。

このブログリレー、演者としては最後の執筆になる様です。
トリに相応しくない文才の欠如を、喜んで晒してやろうではありませんか。

いやしかしまあ何ですな、前回までのブログを拝見しますと、文章と言うのは書き手の心の最前を表すものであり、引いて見ればその人が辿ってきた道すらぼんやりと見えてくる気がします。
丁寧さや可愛らしさ、考察や知識、それから遊び心。
各々が自分の中の大事なモノをしっかり抱えて書かれているんだなぁ、と感服しました。
それはきっと演技表現ともしっかり交差する事なんでしょう。
皆さん抱えたモノを武器に前進し時には扱いきれずに翻弄され、それでも反芻を繰り返し吟味し強い想いで舞台を力強く踏みしめているのだと思います。

まあ私なぞはあれですな、無学無教養の永年肉体労働者ですから、確固たる意志と知性を露に戯曲の深みとがっぷり四つに取り組む、なんておいそれとは上手くいかんのですが、それでも手助けを頂いて作品の調和に一役買える様、奮起せねばと考えております。

さて、この程度書けばもう許されるでしょうか?
このブログリレーのバトンが回るまでに私が頭を抱えた期間は三日です。
これから三日の間、小難しい事を書いてハードルを上げた辻井君を責めてやろうと思います。

お目汚し失礼しました。

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