大変ご無沙汰しております。
花村です。
今日は晴れ!


ソワレにて
初日を迎えます

えうれか第四回公演「海と日傘」松田正隆作
南慎介演出。

本当に頼もしい皆様の貴重なお時間を頂戴し、
大変恐縮であるとともに、
尊いお時間に心うたれる日々です。


今日は
いっぱい温存しました(南さんは仕事がはやい)
南演出からの
お言葉を掲載させていただこうと思います。


南さんは真正面から言葉を紡ぎ、また何度も何度も根気よく俳優と向き合って下さいます。

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みなさまはじめまして。
今回演出を担当させていただきます、南慎介と申します。
普段はAmmoという自身が主宰する演劇を作るユニットで脚本を書いたり、演出をしたりしています。

私ごとですが、大変ありがたいことに年間数作に脚本や演出などで関わららせていただきます。
以前は脚本兼演出として呼ばれることが多かったのですが、ここ数年脚本または演出単ピンとして呼んでいただける機会が増えてきました。

僕はこの、演出または脚本として作品に関わるがとても好きです。
脚本家や演出家のことを英語でAuthor、つまり権威者なんて言い方をしますが、脚本兼演出ともなれば権威×権威、となってしまい随分えらそうになってしまうと同時に俳優と少し遠い位置に、もう少し誤解を恐れず言えば俳優の対決する世界そのものになってしまいそうになります。

その点、今回の「演出」というポジションはこの『海と日傘』という素晴らしい戯曲を俳優と「共闘」できるなんとも素晴らしい毎日だなあ、と感じています。

作ってはバラし、流しては物語が遠ざかるのを見つめ、こんなに試行錯誤という言葉がふさわしい現場もまずないと思うのですが、えうれか様の献身的なサポートを受けて日々の稽古を乗り切っています。

「静かな演劇」と呼ばれることの多い松田正隆氏ですが、『海と日傘』は心を鷲掴みにされるようなシーンからポケットの奥にある宝物のようなささやかなやりとりまで魅力に満ち溢れた戯曲です。しかし、それは全て生活の中にある。食べる、こと。眠る、こと。生きる、こと。

残り少ない稽古時間ですが、最後まで生活を見つめていたい、と思う毎日です。
是非ギャラリーしあんに私たちの生活と、そこにあるささやかな物語にお越しください。

南慎介(Ammo)

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本日は19:00より。
古民家ギャラリーしあんにてお待ちしております。
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明日昼明後日昼は満席予定ですが、
今晩は当日券が若干あります!

開演しますと15分中に入れなくなってしまいますため、お早めのご来場をお願いできましたら幸いです。

皆様の良い一日の一端となりましたら、本当に光栄です。

えうれか 花村雅子