トラッシュマスターズ vol.27
「不埒」
作 演出 中津留章仁

下北沢駅前劇場

7/15-23


今回も衣装担当させていただきました。
明日千秋楽。
13:00開演です。
※ブログ下部にトラッシュマスターズホームページリンクあります。


どうしても観て欲しい。

という思いが毎作品つのるため、演劇が遠い友もしつこくトラッシュマスターズに、忙しいところをいかがですかと誘ってみるです。
生活を送るなかで誰しも大変なことがあるからこそ、誘ってみるのです。
「気づき」を促す作品を観ることが日々の一部となったら、心のよりどころができるかもしれない。違った視点の生きる糸口が見つかるかもしれない。
互いを考え合う場面も違った観点から考えられるかもしれない。


自分がどんな地面に立っているのか。
その地面はどうやってできているのか。
その地面の成り立ちが少しでも見えたとしたら、そこでどうやって立っていくのか。
何度でも再考する、そういうきっかけになる!と確信するので、是非いかがですか、と誘ってみるのです。


中津留さんは「依存」という言葉を使って、「自己責任」の言葉のあや…隠れている無関心、と「本当の自立」を穿っていきます。


「社会」の形骸と「家族」「個」の在り方をこれでもか、と考えました。
人は一人では生きていけないとちょうど痛感しているところに、
家族の在り方をみて、正直、羨ましくもあった。


個人的な思いが沢山でてきます、観ていると。
失ってからじゃないと気付けないとよく言われてきたけれど、ホントにそうで、健康、友、家、家族、
失う前に、先ずは気づくことができたなら。ふと過ぎさった気づきを、無視せずキャッチできていたなら自分は横着にはならなかったでしょう。

私のごった煮の思いを綴るのは、それだけ、影響を受けるからです。

人間の在り方を切実に穿った描写、
それを体現する俳優陣に揺さぶられた観劇体験でした。


しかし、物語主軸となる桐山家(カゴシマジローさん夫、川崎初夏さん妻)
抱えてる問題はあまりにも多い。


7/23千秋楽、
13:00!

まだ未観のお客様、
詳しくはトラッシュマスターズホームページにて。




衣装は、僭越ながら…過去、そんなこんなで色がだめだったなぁと経験を反映させていただきました。
元気が無いときは色が遠くなりますが、無理せず色を取り入れたくなったら元気になってきた……
というか、活力と共に色が欲しくなるなと思います。