はじめまして。難波なうこと四女 まりと申します。生れは東京、歳は14でございます。自分の紹介といっても、大した話もなくお恥ずかしいのですが、強いていうなれば、私には6人の姉妹がおります。全員が女の7人姉妹の中、私は4番目にこの世にご挨拶致した次第です。既に長女、次女、三女のご挨拶が済んでいるようですが、いかがでしょうか。ぎろりとした眼(まなこ)で私たちをいつも監視している長女・恵子姉さん、いつも輪の一歩外を歩きたがる次女・菊さん(本当は私たちとお喋りしたいんですよう)、お転婆が溢れ出す三女・みなこちゃん。お三方とも私の自慢の姉さん方です。ええ、本当に。

妹は3人。体の弱い五女・明子ちゃん、この子はどうも幼い頃から私のことを恐れているみたい。明子ちゃんのことを叱ったことは無論、却って(かえって)手を引いて歩いてあげたはずなのに、不思議な子です。六女・七女は双生児(ふたご)で、文代ちゃん・巴絵ちゃん。双子の妹が家に来た時のことは今でもよおく覚えています。とってもとっても嬉しかったもので、家の中を駆け回ったり頬ずりしたり、歌を歌ったり。なんという歌であったかは、恵子姉さんに聞いてくださいな。まだ草木と戯れているだけで面白がっている双生児ですが、何と無しに、私は、二人の間に差別をしてしまうときがあります。これは私が各々を分析する力に長けているからなのか、一つの人間を二つに割ったのだから同じでなければならないという思い込みからなのかはわかりません。10年後の私には、それを見抜く力がついていることを期待致します。

自己紹介と言ってこんなにも長く姉妹の話をしてしまいました。私にとっての姉妹は、自分の紹介よりも先にしなければいけない人たちのようです。このような拙い文章を綴ってなんの意味があるのかわかりませんが、次は明子ちゃんが何か喋りたいようですので、仕方なし、ここで終わりにしたいと思います。では、御機嫌よう。

こんにちは。

『七本の色鉛筆』ブログリレー
4回目担当の辻井です。

前回執筆の松葉さん同様、『海と日傘』より続投組です。横尾さん同様に特別出演、という扱いです。ご縁を恵んで下さった花村さんに感謝です。

『七本の色鉛筆』は当時、文学座が多く抱えた名女優が一堂に会する作品を作ろうと描かれた戯曲だと伺ってます。
モチーフになった作品もSワイルダーの『わが町』そして恐らくチェーホフ『三人姉妹』新劇らしさが詰まった作品です。

現代の小劇場にとって当時の新劇作品は異文化と言ってもいいくらいに芝居の様式が違います。実際の時代の文化も同様。この溝をどう埋めるのか、錯誤と挑戦の毎日です。

突然ですが役者の芝居を形容する言葉に『自然な芝居』『リアルな芝居』という表現があります。所謂日常的な所作、異化されてない動作、違和感のない台詞回し、生々しい人間であること、そういった芝居を指してよく使われる言葉です。

この表現は日本独特の文化らしく、例えばロシアでは、『自然な』『リアルな』という言葉を使わず『説得力のある』『真実味がある』と言うそうです。重きを置いてる点が違うようです。これも人によるんでしょうが。そもそもこれらは8年位前に聞いた話なので今となっては信憑性も怪しいところですが…。

つまるところ、言いたいことは、今回劇えうれかの出演者たちは『説得力のある』『真実味のある』ことを大切に芝居をしているということです。多分。多分!

多分です。皆さんの稽古を見ててそうなんじゃないかな…と思いました。違ったらすみません。長い文章になってすみません。何もかもが不確かですみません。

今回僕は松葉さんと夫婦です。松葉さん自身が持つ根源的な優しさ、故の生き辛さ、愛情深さを日々感じています‥役得です。素敵な役者です。

さて、お次の更新は難波なうさんです。急遽出演を決めて下さった救世主。立派な最年少。しっかりし過ぎて年齢を詐称してるんじゃないかと疑ってます。

どうぞよろしくお願いいたします。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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写真はみな子役の松葉さんです。

初めましての人も、お久しぶりの人も、お元気ですか?

三女・みな子役の松葉祥子です。

前回「海と日傘」から続投させていただきました。ありがとうございます。

今回、自分としては、とても珍しい位置の役を頂いたと感じています。
なんというか、周りと常に同じ距離で、客観的に上手く和を作っていこうとする…

もちろん、この物語の中心ではない人生を歩んでいる役ですが、誰にもある、その人だけの孤独というものが、滲み出せたらと思います。

と、

前の2人が真面目なので真面目に書いてみたけどやめます。

今回、福原さん演じる田所という役を、舞台上に登場させない同盟を、今駒ちひろちゃんと作りました。
これについては、初日からステージ終わる毎に結果報告をTwitterであげようと思ってます。

さて、次は、この人の自由度に圧倒されつつもついていきたい!
続投組・そよ風編集部だった辻井彰太くんです!

稽古の時は恥ずかしさを乗り越えたいけど、素敵なのでソワソワします。
そんな私を見るのも、また珍しいかと思います、はい。
私の夫役だなんて!

サイコー!最高!

ということで、皆さまお楽しみになさってくださいね。


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