舞台内外で苦楽を共する
文代からバトンを貰いました
ありがとう

こんにちは
本作品で田所の役を演じます
福原龍彦です

普段はCASSETTEというユニットに所属しており、小劇場を中心に活動しながら紙細工の反骨精神を養っています

劇 えうれかさんにお声掛け頂き、
初めてこの戯曲に触れた時に感じた事

特徴的な世俗描写と宗教性、そして血脈による因果関係。稽古の中でそれらを少しずつ身に染み込ませながら、昭和という僕が生まれた古き良き時代を思い出すのです

東洋はどうしても子供達が親世代の業を背負う運命に翻弄されやすい社会です。多くの人々は、その解決の為に人生を送ると言っても過言ではありませんでしたが、今は無線通信で集団を補える時代となったお陰で、家族単位の存続はあまり、重要ではなくなってきました。

茶の間に人が集まる事の意味
イエとニワと書いて
家庭という文字が綴られる意味

この作品には、それらを簡潔に語り、存続する事の道徳が詰まっていると感じます。それらを象徴する多くの台詞は父という登場人物の口から放たれます。ごく自然に、時に激しく、やがて消え入るように。

今だからこそ、上演する意義のある物語

そんな重要な作品を個性溢れる演出以下、スタッフ、役者陣たちと、織り上げていく作業が心地良い。

演出に「あなたはスマートぶってる屑野郎」と言われた事がありました。妙にツボにはまり稽古後も思い出し、1人笑いが絶えませんでした。

田所の役を演じる福原です
渋谷の線路沿いでお待ちしております

巴絵、次は君の番だよ
自慢の演奏を聴かせてね

はじめまして、今駒ちひろと申します。
六女・文代、そして母・みちるを演じさせて頂きます。

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七人姉妹のお話です、おんなが七人ってすごいですよね。
三人姉妹でも、若草物語でもなく、
七本の色鉛筆。

本公演の惹句にも、イメージヴィジュアルにも印象的に登場する、《月》。

その存在については、劇中にて、のねもとさん演じる次女・菊さんが語ってくださいますので、個人的な話を。

稽古であたまが一杯一杯になり、スタジオに缶詰でお稽古していると、外の気温や空気に鈍感になってきて、お稽古始まったばかりの頃、大事にしようと思っていたお月様を見上げることも、少なくなっていた頃。
「きょう十三夜なんですって」という稽古場での話題にはっとして、見上げたら、みごとな月でした。

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いつもあるはずのお月様を、綺麗な時ばっかり話題にして見上げる、現金な自分がちょっと恥ずかしくなりました。

その晩、お月様を見上げながら帰っていたら、幼稚園の頃の自分を思い出しました。

夕方に家の近くをかけまわっていたら、のぼっている月と反対方向に走っても走っても、ずっと月が変わらず同じにみえることに気がついた4歳の私。
家に帰って「お母さんあのね、お月様がずっと私の後ろをついてくるの」と話すと、
母は「お月様はちぃちゃんの事が好きなのね」と言うので、調子に乗った事がありました。
半端なくベタなエピソード。

無邪気だったなあ。
身体が小さくて、世界は大きくて、知らないことばかりで、車もごはんも草も木も月も、
過去も未来もなく、常識なんてものもなく、見えたものに対して、見えた通りに受け入れていたなあ。

今回演じさせていただきます喜多家七姉妹の六女・文代という女性、そして同時に演じます、母親・みちるという女性は、共にどこか、そんなようなピュアリティを感じる二人です。
しかし大人になるとただの無邪気ではいられません、暮らしの疲れが積み重なる中で、彼女たちが世の中をどう見るのか、そんな時間を、瞬間を、時代を超えて、いまを生きるお客様と共有できたらと思います。

さて次は、私の役にとってとても重要な存在の…田所役、
福原龍彦さん です!
冬山登山の装備で小屋入りの、アウトドアガチ勢でいらっしゃいます。
田所さんを劇中で登場させない同盟 をみな子姉さん役 松葉さんと結んでおりますが、今のところ全敗であります。鋼鉄。
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(写真:四女・まり役 難波なうさん撮影から拝借)


では福原さん、お願いします。
もう少しで開幕。
七本の色鉛筆がみなさまと劇場でお会いできることを、楽しみにしております!
今駒ちひろ

どうも、こんにちは。五女明子役の丹澤美緒です。

本番間近になり、通し稽古をしていると、様々な発見があります。
シーンが立ち上がり、言葉が聞こえ始めたとき、この作品が描こうとしているものが強く、響いてきます。
一見、大した影響のなさそうなちょっとした会話の一つ一つが、積み重なって大きな終結点へと向かっていく、そんな面白さを感じています。
上演時間もそれなりに長いですが、ふっとしたところで腑に落ちる、みたいな瞬間がありますので、ぜひじっくりお付き合いいただきたいなと思う次第です。

舞台となる昭和の時代感をもう少しだせたらなあ、なんて考えております。
やっぱり価値観がだいぶ変わってきたよなあというのは思いますね。
ですが、この作品が描く「人間」というものはとても普遍的なものだと思っています。

次回は文代ちゃん。
今日は彼女を見ていて、演劇って生き物だなあ、なんてことを思いおこしておりました。
今回集まったキャスト、戯曲の登場人物たちにも負けず劣らずの個性をそれぞれお持ちで、演技のスタイルもそれぞれ。そんなところも楽しい作品、かもしれません。

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