舞台活動、ご関係者様、観劇に足を運んでくださった皆様、お言葉そえてくださった皆様、
本当に糧をありがとうございます。
8月の後半より来年の頭まで休養をとることに致しました。
また復帰の折りは、今までを省みた成果がでますよう取り組んで生きていきたいと思います。
お会いできましたこと、何より幸いです。


さて、この一年を振り替えると、といいますか二年を振り替えると、
ほぼ父母不在と今、に向き合うという年になっていたかと思います。
2012年に父が旅立ち、三回忌を迎える2014年に母が旅立ち、先月8月に母の三回忌を迎えました。

これはなかなかにこたえてしまったことで、
遺産相続と言葉にしてしまえばあっけないことなのですが、経験しまして、今まで読んでいた聞いていた遺産相続という言葉の裏にある膨大な事にやっとこさ気を留めることができるようになりました。これは我ながらなかなか悲しいことでした。

実家の行く末はまだ決断にいたっておらず、
やることはしこたま残っている、空を見上げれば父母と共にあった人生を考えてしまう、という矢先に身体を壊してしまったわけです。
身体を壊してしまって、各方面関わろうとしている、関わってくださった方々、に多大な迷惑をかけてしまったのです。
こうなるともうお詫びすら文字以上の力を持ち得ず、ひたすら申し訳なく生きておりました。


申し訳ないばかりでは何も今に響きませんので、半年、しっかりと自分の足場を踏み込もうと思いまして、
様々な面からの相続(物理的なものから思考的なものまで)をやりきってしまおう、と
本年から来年頭まで休養の期間を設けました。


正直出産するまでは自分ってのはタフな部類に入るんだと思わずにはいられないくらい、
日々を動き回っており、そのときには目標があると信じており、情熱が潮のようだとは夢にも思わず、もしくはそうならないよう、心の方は何かあったときに解放できる場所があったと信じていましたが、
家族、というベース(いつも一緒に居なくとも※ここが鬼門)、場所とは大変ありがたい場所だったのです……。
説明ではなく小説が書ければ何か説得力があったかもしれません。しかし、こうなったんだもの書くことをしていくかもしれません。
云々。
もうひとつ、子育てブログも滞らせており、そっちにも書いていこうと思いました。



この休養期間中、衣装のお仕事、3本やらせていただくことになりました。


2016年9月 花村

何ヵ月も書かずにおりました。週刊ブログとうたいながら、月刊にも至らず。
面目ない思いを抱え、ようやっと言葉が外に出てくる今、この半年についてを振り返りつつ、
今、を綴っていくかと思います。

2016年4月から詰めてきた稽古を一昨日終え、
5/5、こどもの日に今回の上演場所であります新宿眼下画廊スペース0に入りました。


松澤くれはさん率いる〈火遊び〉『菊菊&刀』クルー。

5/6、本日夜の1930回、初日を向かえます。



俳優とお客様との境界を限りなく無くして、
空間と時間の同体験、同体感を目指す。

……私事ですが、20代の頃関わらせていた舞台の影響もあり、血の通った人間から空間から時間から生み出されるドキュメントが『生』の舞台に立たせてもらう醍醐味の一つだと思ってまいりましたので、
松澤くれはさんの船の舵取りには大変刺激を受けております。


稽古から『人間は記憶の生き物』だと感じながら、
舞台に上がっていることが引き金になり半生を振り替えることも多く、
題材についても共感が多く呟きたいのですが、
それは是非とも新宿眼下画廊に『在る』ため、口ジップ。


チケットはおかげさまで追加公演を残し完売しておりますが、
当日券も1枚以上でるとのこと、
是非是非足をお運びくださいましたら幸いです。

生憎の雨、お足元お気をつけていらしてくださいませ。
ご来場お待ちしております。


本日を迎えるにあたりまして。
体調を崩しておりましたが、回復、
支えてくださいました松澤様をはじめ、〈火遊び〉の皆様、ご出演者様、
日々支えて下さっている恩人、ご連絡くださいました皆様、
この日が迎えられましたのも皆様のお陰です。
本当に有り難うございます。


それでは、会場にて……。

ご挨拶まで。


花村雅子 平成28年5月6日

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